SPAZZ : Recorded Live On Leia Organa's Show On KFJC 5/1 & 5/15 & Interview.

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90s.Powerviolence シーンでは貴重な情報源だったMonkey Bite zine をチェックしていた人にはおなじみ、KFJC の Leia Organa's Show が元になった2種のライブ音源。

 何度かみたライブでもそうでしたが、基本的にセットはあまり変わりません。
ギルマンでのラストライブ、バンド極初期以外はあまりかわらない内容でやっていた記憶がありますし、出回っている数十種のライブテープでもセットに大差はありません。

  良くも悪くもPowerviolenceを代表する存在のバンドで、独創的な部分も多かったです。
このバンドの肝はやはりギターのDanで、3人の中では一番露出が少なく目立ちませんでしたが短い曲のひねり方は色々と耳に残ります。

 ライブでも必ずといっていいほど演奏されていた "Lethal" は、例によって短い曲ですがSPAZZ のみならずこの時代のWest Coast Powerviolence の要素が詰め込まれた曲ですので、あまり印象のない方は是非聴き直してみてください。

  スタジオ録音の再発は色々と充実しているので、あとはかなり録られている音質良好なライブ音源、出るはずだったカバー集用音源、デモ等をまとめて欲しいところです。

CHARLES BRONSON - s/t 7ep.(SIX WEEKS/YOUTH ATTACK)

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95年にリリースされ後に多くのフォロワーとともにハイプを呼ぶことにもなりましたが、良くも悪くも90s.ウルトラファスト/パワーヴァイオレンスを代表する作品のひとつ。

 個人的には、デモ&split w/SPAZZ の2作がこのバンドのベストだと思います。ただ、広くこのバンドを認知させたのはこのシングルでした。

 元々 THE REJECTED でストレートなスノッティー・パンクをやっていた M.McCoy と MUSHUGANAS などのメンバーらの指向していたパンクロックスタイルがそのまま現れたデモは今聴いても十分なインパクトとエネルギーを兼ね備えた一級品です。(初期の音源が収録された "SKELETAL FESTIVAL" 7ep. もいい内容です)
 この単独ファーストシングルから、SLAP A HAM 勢の出していた "Powerviolence" に近いサウンドへと徐々に移行していき、1997年 "Youth Attack!" 12ep.(LENGUA ARMADA) でキャリア/人気の頂点に達することになります。

わずか3-4年で90年代を代表するにいたった要因はそのサウンドだけではなく、BORN AGAINST からの影響大なアートワーク(インサートなど)、Charles Bronson を使用したジャケ、12ep.のリリースが、注目されていながらもまだ手工業同然だった L.ARMADA から、とあの時代における好条件がすべて揃っていたというタイミングの良さも見逃せません。

 イリノイを離れるまではかなりのコレクターでしたが、殆んどを売り払い YOUTH ATTACK RECS. をスタートさせた後は第一弾こそファーストシングルの再発(赤ジャケ/グレー盤)でしたが、その後現在に至るリリースを辿れば揺れ動く M.McCOY の音楽性を楽しめると思います。

 本人がファンジンのインタビュー等で少し洩らしていた通り、以後ファストなハードコアを演っても THE OATH(Das Oath) のようにストレートなものにする理由が、早々と Charles Bronson を打ち止めにしたことに関わっているようです。

 ディスコグラフィCD(2枚組み)でほぼ全ての音源を聴くことができますが、個人的にはまとめて聴くのに最も適当でないバンドのひとつだと思います。 いまなら各スプリット/12ep.(10ep.) も安くありますので最初から順に足跡をたどってみるのもいい時期ではないでしょうか。
 
  
  

 


ZAGREB NOISE FORCES.

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  ・PATARENI - tko ne pamti iznova prozivjava CD.
  ・BUKA - Debilana sessions CD.

ともに、Falsanja Kol'ko's Recs.の "Vegetarian Hardcore Classics Records" シリーズの作品。

両バンドとも、ほんとうに無数のカセット、ビニール作品をリリースしており、なかには面白くもなんともない音源が混じりこんでいるため、それを聴いて二度と手に取ることが無かったハードコア・グラインドマニアの方も多いと思います。 

 そういう方や、名前だけは知ってるがつまらなさそう、、と避けている方には絶好のコンピレーションがこの二枚。

80年代初期から活動する PATARENI を中心に枝分かれした BUKA, T.M.P., DUO EXTRAWURST, DEBILANA, そして "Return of Yugoslavia" LP. に参加していた ZG NOISE FORCES, etc....
クロアチアから、様々なアプローチで毒々しいノイズ・グラインドを世界に吐き続けてきましたが、PATARENI/BUKA はネタ的にのみ捉えられていては勿体無い存在です。 

BUKA は、PATARENI より更にフリーキーな部分と曲の崩壊が進んでおり、まとまった音源で聴けば聴くほどにニヤリとする部分が分かってくるショートカット・グラインドの古典といってもいいバンドです。プラス、この音源には一曲のみ収められている "outo maa"(TERVEET KADET) をはじめとした、フィニッシュ・ハ−ドコアクラシックスの”忠実でありながらもファスト&激ロウ”な取り上げ方からは元々のセンスの鋭さを見逃すこともできません。 

  初期 ANAL CUNT の雛型でありながら、人気/評価の面では雲泥の差がついてしまった PATARENI 。
 ZG NOISE FORCES の母体として活動を継続しているものの、最近のリリースではやや先鋭さに欠ける部分が目立ちますが、ここに詰められた初期音源を聴いていただければ、本来持っていた創造力と爆発力に納得していただけるはずです。  
  ライブやリハ映像にどぎついポルノ映像を要所に挟み込んだ渾身の長編VHSもリリースしており、以外とシリアスにリハを重ねているシーンなども見れるので、PATARENI フリークスの方は是非チェックしてみてください。

  ブート製作で悪名があるのも事実ですが、ZG NOISE FORCES のバンド達から直撃を受けた CRIPPLE BASTARDS, ANAL CUNT, だけではなく、MAN IS THE BASTARD など影響を口にしたバンドも多い中、日本でこのまま忘れ去られていくのは避けるべきだと思います。
  

EXCRUCIATING TERROR - legacy of hate 7ep.(TORCHED)




MAGUS(pre-ABSU,MELECHESH)や、Greek BM の ZEMIAL などをリリースしている TORCHED RECS.からリリースされた、L.A.グラインドコア EXCRUCIATING TERROR の、デモ(vision of terror)に続くファーストシングル。 '92年リリース。

NAPALM DEATH,TERRORIZER から続く第2世代のグラインドコアで、以前にご紹介した "Live at Gilman" 7ep.時よりもクラスティな部分が強調された初期の名盤。

DOOM や EXTREME NOISE TERROR に似た比較的輪郭のはっきりとしたリフワークと、切り裂かれるかのスクリーミングが素晴らしい L.A.ヒスパニック・グラインドの名盤!

Dino Cazares(FEAR FACTORY)や、Javier Arqueros(NAUSEA L.A)なども初期ラインアップに入っていた、US grind 好きには欠かすことの出来ない存在。

無慈悲な残虐さ、憎しみを表現したバンドとしては随一で、ライブも凄まじい勢い、かつバイオレントな空気に支配されたものでした。

そのバイオレントさは DESPISE YOU, STAPLED SHUT, LACK OF INTEREST などに流れるものと同種だと考えていただければ大体の雰囲気は掴んでいただけると思います。

この辺りのバンドの 初期 SUICIDAL 周辺(サウンド/ライフスタイル)への傾倒はかなり深いものがあり、久しぶりに今夏ヴェニスへ寄った際にもいろいろ話しを聞けましたので、また別の機会にそこに絞って SUICIDAL RECS.やファミリーバンドについてご紹介いたします。

EXCRUCIATING TERROR は '98年にリリースした split 7ep.w/AGATHOCLES で終焉を迎えますが、メンバーは別れ BLOODY PHOENIX、そして NAUSEA(L.A.)のメンバーらと組んだ ENDLESS DEMISE などで活動を続けていました。

"expression of pain"、"divided we fall"、2枚のフルレングスで纏めて聴けば、このバンドが持つ凄みの全貌が掴めると思います。


BRUJERIA - the singles CD.

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BRUJERIA のシングル全てを収録した便利な編集盤。 

"demoniaco", "machetazo", "el patron", "marijuana", 各7ep.は、アルバムとはまた違った味わいがあり、この4枚のシングルはかなりの頻度でターンテーブルにのる作品です。  

 "demoniaco" 7ep.(NEMESIS) はやはり別格で、この粗暴なロウ・デス/グラインドは現在でも充分に通用するクオリティ。 あまり真剣にスタートしたわけではない初期のコンセプトがよく現れた名盤。 

  その後は大きめのレーベル、そしてメジャーへと移行し完全なプロジェクトとなってしまいましたが、そこでも "raza odiada" という diy レベルでは作れなかったであろうエクストリーム・メタル路線の金字塔を作り上げており、入れ替わりの激しいメンバー達のセンスに脱帽します。。

 ここには未収録ですが、中心人物 Juan Brujo の交友関係を集めた "spanglish 101" CD.(KOOL ARROW) に収録されている珍曲 "Don Quijote marijuana" を自分で追加して編集すれば、アルバムだけでは十分には分からないこの魅力溢れるバンドがより楽しめるはずです!

 このCD.はALTERNATIVE TENTACLES盤?もインフォ等をみるとあるようなのですが、出所がいまいちはっきりせずオフィシャルではありません。 現在でもメキシコのディストロ等では残っていますので BRUJERIA マニアは手元にあると便利な一枚です。

PSYCHO SIN - 88 blasts from the tribals of 1988. CT.

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フリーキーなノイズ・グラインドの大元、RAPT のメンバーらによる PSYCHO SIN。  

  INWARD VISIONS RECS.からの"forward to the caves" LP, "you axed for it" 7ep,またはコンピレーション "network of losers, network of pure hardcore" LP.だけでは、カバー出来ない全貌を知るために絶好のカセット音源。  更に "studio live on WFMU radio 6/16/88" CT. も併せて聴けば大まかな輪郭を掴むことが可能だと思います。

ハードコア・パンク以外からの触発について、本人たちが触れていた DEMO-MOE からの影響というのはわからなくもありませんが、完全にベクトルの異なるプリミティブ・ノイズハードコアに仕上がっており、RAPT の冷酷無比さは影を潜めた代わりにむき出しのプロテスト・ノイズが溢れ出ています。

また、88曲入りのこのカセットでは全く曲の体裁をなしていないものも収録されており、まだまだ残っているはずのスタジオ・カセット録音とつき合わせてみたいので、発掘されるのが楽しみではあります。

  初期ANAL CUNT, 7MON, そして上記のcomp.LP.に収録されていた PATARENI, EXTREME SMOKE, などの原型のひとつであることは間違いありませんので、ノイズ・グラインド・フリークスにはじっくりと聴いて欲しい貴重な記録。

NASUM - domedagen demo.CT.




split 7ep.w/AGATHOCLES、コンピレーションに続き94年に録音された "domegaden" demo.です。

個人的にはこの時期が、NASUM の一番充実していた頃だと思います。

後に数曲は再録音されて "industrislaven" CD、リミックス後のものは "grind finale" 2CD.へと収録されるのですが、ドロドロの音作りの中から出て来る切れ味あるリフ、ブラスト、更に奥底で鳴るスウェディッシュ・デス独特のソロ等は、再録音/リミックスを施していない状態で聴きたい作品。

オフィシャルによると、Mieszko のプロフェッショナル仕様の録音では無いらしいので、それが逆にロウ・ハードコアグラインド・マニア向けの仕上がりに繋がっているようです。

NAPALM DEATH "staleman" , MOB 47 "dom styr vara liv", 両カバーも収録。

グラインドのデモの中でもトップクラスの作品です。


GONKULATOR/BLACK MASS OF ABSU - split 7ep.(FUDGEWORTHY)

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500枚プレスでリリースされた、GONKULATOR/BLACK MASS OF ABSU - split 7ep.です。

  "hardcore black-noise" スタイルのバンド同士による、狂気のサウンドトラック。  
 porn/short cut/noise..etc.様々なグラインドを通過し、なぜかスローなプリミティブ・ブラックに
到達したC.Infection 率いるGONKULATORと、Mr.Ski-Mask による atmospheric black metal/noise プロジェクト、BLACK MASS OF ABSU どちらもただのキワモノ扱いで終わるには惜しいバンドです。

 もともと、noise/minimal/experimental 方面で活躍している Mr.Ski-Mask ですが、いくつかのプロジェクト、OSTOMY,TOWPATH,などは日本のハードコア系レコード店にも入荷していたので、ご存知の方も多いと思われます。

"atmospheric black" という言葉から想像される一般的な壮厳さは皆無で、とぐろを巻く、耳が膿みそうなロウ・ノイズと、決してアートな方向に向かないサウンドが両バンドの共通点。

サウンドだけを採れば、極初期の MUTIILATION 等のユーロ・プリミティブ・ブラックに近似した部分もありますが、 GONKULATOR の世界観にはメンバーが在籍した俗悪ハードコアパンク(PSYCHO)・デス/グラインドコア(BULGE,BONE RITUAL,GOATTHROWER)時代のアティチュードが完全に継承されており、それが所謂プリミティブ・ブラックとの違い、良い意味での隔たりを作っています。

Mr.Ski-Mask の、この路線は次作にあたる唯一の単独シングル "looting the tomb of the aramanthean with..." 7ep.(FUDGEWORTHY) で完成をみます。

アメリカの地下ハードコア・シーンでも、なかなか受け入れられなかった、まだメジャーになる前の AxCx,MEATSHITS,などへのサポートを惜しまず、自然とキワモノばかりが集まった FUDGEWORTHY RECS.とその主宰者 C.Infection の集大成的作品です。



RUPTURE - sex,drugs and Rupture CD.(YEAH,MATE!)




'95年に自分達のレーベル YEAH,MATE! RECS.から699枚プレスでリリースされた、RUPTURE - sex,drugs and Rupture CD.。

'92年の "corrupture" 10ep.と同じく、'90年代のベスト音源20には入る、すさまじい勢いのノイジー・スラッシュアタック。(微量のスカンジナビアン・テイストあり)

初期のテープでは MOB 47 の出来損ないのような曲も多かったのですが、この作品の時点までで一つの頂点を迎えたと思います。

不思議とスプリットなどは無かった、同郷の「九州ハードコア from オーストラリア」NAILED DOWN と姿勢的にはかなり近い fuck off/nihilistic スタイルで、オーストラリアン・パンクスならではの偽悪的粗野さと相俟って凄まじいチンピラ度を放っています。

SLAP A HAM からもシングルをリリースしていましたが、一連のパワーヴァイオレンス・ムーブメントには搦め捕られることなく、ANTiSEEN,UNBORN SF 等のバンドと親交を深めつつサウンドも変化していくことになります。

サウンドはスローダウンし、皮肉/ジョークの悪質さに拍車のかかった後期 RUPTURE は、MRR に「RUPTURE は一線を越えてしまった」等々書かれましたが、初期から聴いていればそんなにエスカレートしたとも思えません。。。

話しをこの作品に戻しますと、前述の "corrupture" 10ep.及び "sex,drugs,and Rupture" CD 両作品の信奉者は MAN IS THE BASTARD のメンバーをはじめ、聞いただけでもかなりの数にのぼります。

RAPT,SORE THROAT,STENCH OF CORSE,などヨーロッパのノイズ/グラインド/ウルトラファストとは完全に異質な熱量(しかも尋常ではない)を 発する団子状のサウンドは、フォロワーの現れようが無く、未だ代わりになるバンド・作品はありません。

H:G FACT から便利なシングル編集盤が出ていましたが、いまいち日本で聴かれていないのが惜しまれる '90s.fastcore の金字塔!!


SLAVESTATE - discography CDR.(MIDGET ROOM)


demo 7ep.(SLUDGE),split 7ep.w/LACK OF INTEREST (SLAP A HAM),split 7ep.w/RUPTURE (ME FIRST),VA/TRAPPED IN TOOTHED GEAR LP.(TWO SHEDS),からの 26 曲を収録した、オフィシャル・リリース。

入手前は、もう一つあるデモ音源、未発表曲を楽しみにしていたのですが、残念ながら収録されませんでした。

スプリットを出した LACK OF INTEREST より更に強引な乗せ方をしたボーカル、ロウで荒れ狂う団子状になり潰れたバックの轟音、そして簡易な言葉で吐き出される絶望感、が一体となったパワーヴァイオレンスという範囲を超えた '90年代ベストバンドの一つ。

Buffalo,NY を拠点とし、あまり広範なツアー等は行っていませんでしたが、数少ないリリースのみでこれだけ世界中に影響を広げたのも頷ける作品ばかりです。
その一方で、MAN IS THE BASTARD,NEANDERTHAL,などと同じく、サウンド的な意味でのフォロワーが皆無な、オリジナリティを誇っていたのも注目に値するところです。

THEY LIVE,R.H.W.H.,をはじめ、かなりある SLAVESTATE 分裂後のメンバーによるバンドも悪くはないのですが、SLAVESTATE の緊張感を期待すると肩すかしとなります。。

ライブ音源のテープ類があまり出回りませんし、音源も split 7ep.w/LACK OF INTEREST,大量にデッドストックが出た VA/TRAPPED IN TOOTHED GEAR LP.以外は見つけにくくなっていますが、このまま放置され忘れられていくのは惜しいバンドです。

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