GRATEFUL DEAD - Wake Of The Flood (GRATEFUL DEAD RECS/'73)

JUGEMテーマ:音楽



 1987年7月に6公演行われた Bob Dylan + Grateful Dead による「alone + together Tour」を各公演ごとにご紹介していく予定でしたが、その前にまずは Grateful Dead を一枚。

 DEAD のスタジオ盤といえば「American Beauty」、「Workingman's Dead」、などが最初の入り口として定番とされています。(もしくはライブ盤「Live/Dead」)

わかりやすいスタジオ盤2枚ももちろんいいのですが、最初からより深いGrateful Deadの魅力に気づく可能性があるのがこの「Wake Of The Flood」です。

 緻密に張られた音像、計算されつくした浮遊感、絶妙のクロスオーバー(フュージョン的な)感により人生の循環が描かれたアメリカンロック傑作中の傑作。
 このアルバムで Grateful Dead が届けてくれる世界は、正にこのバンドにしか表現し得ないメッセージを持ちつつ、そのメッセージが暗澹たるものが多いにもかかわらず至福のトリップ感をももたらしてくれるところに本質があるといえます。

 "Stella Blue" で聴けるガルシアの唄/ギターの切なさや甘さをはじめ、"Here Comes The Sunshine", 永くライブでも取りあげられることになる "Row Jimmy", "Eyes Of The World",....等、完璧な曲/構成ですすめられる今作のハイライトは side-B 全てを使って表現される Bob Weir の "Weather Report Suite" 3部作。

 "Playing In The Band" などのようにジャムで発展させていく原型を作るのが非常に巧い印象ですが、この見事な起承転結を持った3パートからなる "Weather Report Suite" で描かれる物事の移り変わりは、聴くたびに新たな表情を見せてくれ、無限に螺旋を巻く場所へと連れて行ってくれます。。。
 
  Grateful Dead を聴かず嫌いだった方や、何度か聴いてみたが駄目だった方にも是非じっくりと取り組んでいただきたいアルバムです。
 私のまわりで、何度聴いても「デッドは駄目。。」という反応の人が突然そのデッドの音楽で視界が開けたということが多々ありました。 何度か戻ってきてはじめてその素晴らしさに気づかされることが多いのも Grateful Dead の音楽が持つ特徴ですので、一度聴いて駄目でもこのアルバムのことは覚えておいてください!

  名前は知っているが何から手をつけていいか。。。という方には、こちらの "Wake Of The Flood", そして、デッド名義ではありませんが Bob Weir のソロアルバム(とはいえメンバー・内容ともにほぼ Dead 作品) "Ace" 、あえて定番以外のこの2作品から聴き進めてみることをおすすめします。

  

 当ブログはハードコア/パンクがメインですが、こちらの "other music" カテゴリも充実を図っていく予定です。次の機会からは、予定通りBob Dylan + Grateful Dead による「alone + together Tour」各公演についてとなります!!
 

BOB DYLAN - infidels ('83. CBS)

Image776.jpg
JUGEMテーマ:音楽



slow train coming, saved, shot of love, の3部作から心機一転、マニア以外にも大きくアピールする傑作となった "infidels" LP. は、これから Dylan を聴いてみようという方にも自信をもっておすすめできる作品。

 共同プロデューサー&ギターに Mark Knopfler(DIRE STRAITS)、ギターに Mick Taylor(ex-R.STONES)、さらに目玉といえる SLY & ROBBIE をリズム隊に迎えた磐石の布陣で製作され、内容は期待を裏切らないバラエティに富んだ珠玉のロック・アルバムになっており中途半端に切り取られたベスト盤よりも Dylan の一面を色濃く反映したアルバムになっています。


単純な構成ながらもヘヴィかつ絶妙なリズム隊に支えられた冒頭の "jokerman" 1曲で、このアルバムが傑作であることが分かります。  Dylan にしか書き得ない抽象さを極めた歌詞と、そのカオスな詩をいとも簡単に具象化させてしまう前記3部作からシフトチェンジした歌唱、まさに 80s.Dylan を決定づける1曲です。 

 "jokerman" そして最後に収録されている "don't fall apart on me tonight" という Dylan の全キャリアを代表する名曲のみならず、Mick Taylor & Mark Knopfler のギターが堪能できる "neighborhood bully" 、素晴らしいメロディをもった "sweetheart like you"、そして Dylan が唯一無二のシンガーであることがまざまざと現れた "I & I" など全てのロック好きには聴いていただきたいサウンドが詰まった色褪せない名盤。

other music.



 この2組の巨人については、今まで別のブログでいろいろと各年代のブート等について書いていましたが、こちらのカテゴリでは自分の幼少期から現在に至るまで絶大な影響を与えてくれている Dylan、Grateful Dead、Tom Petty and The Heartbreakers、をはじめとしたハードコア/パンク以外の音源をご紹介していく予定です。

世界中の人達とライブテープのトレードを始めたきっかけ、またいろいろな国に出かけて行く動機を持たせてくれた、この二組の巨人の魅力に取り憑かれて25年強ですが、全く色褪せない音楽です。

特にここ日本では Dylan と言うと未だに "反戦歌云々…" という狭い枠に嵌められてしまうことが多々ありますが、あまりにも本質を外した一面的な捉え方でしかありません。

その他非ハードコア/パンク作品、バンドもゆっくりとご紹介できれば、と考えていますので本ブログを読んでいただいている方は息抜きを兼ねて、また覗いてみてください。

calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM